研究データの管理・保存・公開・利活用について
研究データとは
研究データとは、実験データ、観測データ、アンケート調査の結果、シミュレーション結果など、研究や教育等の活動を通じて収集または生成されたデジタルデータや紙媒体のデータなどのあらゆるデータのことで、研究成果を裏付ける証拠となるとともに、今後の研究活動の発展に役立つ重要な資産です。
そのため、本学では、「愛媛大学研究データポリシー」を令和5年3月8日に制定し、本学における研究データの管理・保存・公開及び利活用の基本方針を定めています。
本学の研究者は、この基本方針に即して、適切に研究データを管理・保存・公開し利活用を図る必要があります。
研究データの管理・保存・公開・利活用の意義
研究データの管理・保存・公開・利活用の意義は、研究の透明性・再現性の確保、研究効率の向上、新たな研究の創出につながる点にあります。
研究の透明性・再現性の確保
適切なデータ管理は、研究の過程を明確にし、研究結果の信頼性を高めます。研究データが公開されることで、他の研究者が同じデータを用いて研究を追試・検証することが可能になり、研究の透明性と再現性が向上します。
研究効率の向上
適切なデータ管理・保存を行うことで、研究データの整理・検索を容易にし、研究活動全体の効率を向上させます。既存のデータを利活用することで、データの収集にかかる時間やコストを削減できます。
新たな研究の創出
公開したデータが利活用されることで、新たな視点や発想が生まれる可能性があります。分野を超えた研究者間の連携を促進し、新たな研究分野の開拓につながります。
データマネジメントプラン(DMP)
データマネジメントプラン(DMP)は、研究データの 作成・整理・保存・共有・公開・再利用 など、データのライフサイクル全体に関する方針と方法をまとめた計画書です。
研究者自身が作成し、研究資金の申請時やプロジェクト開始時に提出を求められることもあります。
主な資金配分機関は以下のとおりです。
それぞれのホームページや資料を参照し、各機関の定める方針や様式に則って、DMPを作成してください。
研究データの管理・保存
機関ストレージ
本学では、研究データの保存先として、GakuNin RDM(下記参照)に、一人当たり1TBの保存領域を確保しています。保存領域が足りない場合は、各自で拡張ストレージをご用意いただくか、別途ご相談ください。
※全体のストレージ容量に上限がありますので、研究データの管理・保存に関係のないデータ等を保管しないようご協力お願い致します。
GakuNin RDM
GakuNin RDMは、国立情報学研究所(NII)が運用している研究データ管理基盤サービスで、研究者が研究データや関連資料を管理・共有することができます。WEBブラウザから愛媛大学アカウントでログインすることで利用することができます。利用方法等については、以下をご参照ください。
GakuNin RDMの利用方法について
〈 ログイン方法 〉
GakuNin RDMにアクセスし、所属している機関で愛媛大学を選択すると愛媛大学シングルサインオンページに遷移するので、ご自身の愛媛大学アカウントを入力してサインインしてください。(すでに他のシングルサインオンサービスを利用中の場合はシングルサインオンページは表示されず、GakuNin RDMにログインした状態になります。)
〈 プロジェクト作成 〉
「新規プロジェクト作成」をクリックし、研究プロジェクト毎にプロジェクトを作成してください。
〈 メンバー管理 〉
「メンバー」ページにて研究プロジェクトのメンバーを追加し、各メンバーの権限を設定してください。(プロジェクト作成者は自動的に「管理者」となっています。)
〈 データの保存 〉
「ファイル」ページにて愛媛大学機関ストレージである「EURDM」を選択し、「フォルダのアップロード」や「アップロード」から必要なデータをアップロードし保存することができます。
アップロードしたファイルにはメタデータの付与やタイムスタンプの付与も可能です。
詳細な利用方法については、NIIが提供するユーザーマニュアルをご確認ください。
- プロジェクト管理者が愛媛大学に所属しなくなる場合には、必ず後任の管理者を設定してください。(プロジェクトの権限設定は情報推進課でも実施できないため、管理ができなくなります。)
- 愛媛大学に所属しておらずGakuNin RDMを導入していない組織に所属する共同研究者をプロジェクトへ追加することは現時点ではできません。(NIIにて検討中です。)
NIIが運用する学認LMSにて、「GakuNin RDM利用支援コース」等、GakuNin RDMの利用方法や研究データ管理に関する講座が公開されています。教員ご自身の理解向上や、プロジェクトに参加する研究室所属学生の教育にご利用ください。
関連する講座は学認LMSユーザサポートサイトの研究データ管理講座に掲載されています。
メタデータの付与について
研究データを適切に管理・保存し、広く社会に公開して、その利活用を促進するために、研究データへのメタデータの付与が推奨されます。必要なメタデータは、研究分野や資金配分機関により様々ですが、我が国の公的資金による研究開発で共通的に用いられるべきと考えられるメタデータ項目として、以下が示されています。
(関係府省申合せ、令和6年7月30日改正)
(内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局、令和6年7月30日)
本学では、以下2つのシステムで、メタデータの付与・管理が可能です。利用できるシステムは、教員、学生といった立場によって異なります。それぞれの特徴をご確認の上、ご自身の利用に即したシステムをご活用ください。
教員業績データベース
教員業績データベースは、主に本学の専任教員が利用できるシステムです。研究データそのものの管理・保存はできませんが、項目に従って入力していくことで、メタデータを管理することができます。
また、愛媛大学機関リポジトリでの研究データの公開をご希望の場合は、管理されたメタデータを利用し、ファイルを添付することで、容易に登録申請が可能です。詳細は以下をご確認ください。
教員業績データベースでの研究データのメタデータ管理(学内限定)
教員業績データベースからの機関リポジトリ登録申請(学内限定)
GakuNin RDM
GakuNin RDMは、メタデータの管理機能を有効化することで、GakuNin RDMに保存している研究データとセットでメタデータを管理することができます。また、研究データとメタデータは、GakuNin RDMを導入している機関の共同研究者間で共有も可能です。
なお、保存している研究データについて、愛媛大学機関リポジトリでの公開をご希望の場合は、別途申請が必要となります。
メタデータ管理機能については、NIIが提供するユーザーマニュアルをご確認ください。
教員業績データベースとGakuNin RDMの機能比較


研究データの公開
研究データポリシーでは、「研究データの公開」または「研究データの共有」の可否、態様及び時期については、原則として、当該研究データを収集または生成した者が、研究分野の特性等を踏まえ判断するものとしています。
研究データの公開に関する情報は、以下をご参照ください。
