東アジア古代鉄文化研究センター長
村上 恭通
現代社会に欠かせない鉄。
その起源のメカニズムや背景を歴史学的に明らかにすることは、これからの社会と産業の関係を見通すうえでも意義あることです。
近年の調査・研究から、鉄の起源は、西アジアを中心とした地域を舞台に、銅などの他の金属の生産・利用そして交易と深く関わっていることが分かってきました。新たなパラダイムを構築すべく、考古学と文献史学から総合的に考えてみたいと思います。
なお、本講演会は、以下の研究助成を成果報告会を兼ねています。
愛媛大学研究活性化事業
「世界最古の製鉄技術の解明-トルコ・カマンカレホユック遺跡出土資料に基づいて」
基盤研究A(海外学術調査)
「製鉄の起源と展開に関するフィールドワークに基づいた実証的研究」
記
日時:2015年2月14日(土)13:00~15:30
会場:愛媛大学メディアホール
講演:
津本英利(古代オリエント博物館) 西アジア地域における初期鉄器研究史
畑守泰子(愛媛大学) 古代オリエント世界における金属利用と交易
村上恭通(愛媛大学) 銅・鉄の出現と初期拡散
入場無料・申込み不要
お問い合わせ:愛媛大学東アジア古代鉄文化研究センター
電話:089-927-8391 Email: kotetsuAIC@gmail.com
HP: http://www.ccr.ehime-u.ac.jp/aic/