2017/06/08 - 科学技術・学術政策研究所「博士人材のキャリアパスの多様化に向けたURAの可能性」講演会【6月29日(木)】

下記のとおりお知らせします。

                記

【日時】:2017年6月29日(木) 14:00 ~ 16:00 (13:30開場)
【場所】:文部科学省 科学技術・学術政策研究所 大会議室
     東京都千代田区霞ヶ関3-2-2 中央合同庁舎第7号館東館16階

【講演会テーマ】「博士人材のキャリアパスの多様化に向けたURAの可能性」

      

 ○講演1.:「URAの仕事と求められる能力の多様性」
       NISTEP第2調査研究グループ上席研究官 荒木寛幸氏


 ○講演2.:「URAとして働く際の博士人材の優位性:岡山大学を事例に」
       岡山大学エグゼクティブアドバイザー・名誉教授 山本進一氏

 ○講演主旨:
  博士人材のキャリアパスの多様化が求められています。そこで、博士人材
  の活躍が期待される「職」の選択肢の一つとして、URAを取り上げます。
  本講演会では、URAの現状と課題、及び、博士人材のURAとしての岡山大学
  における活躍事例をもとに、URAが博士人材のキャリアパスとして拡大して
  いく可能性があるのかについて検討します。

  第5期科学技術基本計画では、若手人材が能力を十分に発揮できる環境が整
  備されていないことや、高い能力を持つ学生等が博士課程進学を躊躇してい
  ること等、いわゆる「博士人材問題」の存在を指摘しています。
  一方、同基本計画は、大学及び公的研究機関等において、高度な知の創出と
  社会実装を促進するために、研究活動全体のマネジメントを主務とするリサ
  ーチ・アドミニストレーター(URA:University Research Administrator)
  を含む多様な人材が必要であるとし、科学技術イノベーションを担うURA等の
  多様な人材について、「キャリアパスの確立と人材の育成・確保のための取
  組を推進する」としています。
  更に、第78回科学技術・学術審議会人材委員会においても、引き続き検討す
  べき主な事項のうち「職」の例としてURAが取り上げられています。URAの業
  務は広範に渡り博士人材の専門性の活用が期待される業務も含まれています。
  本講演会では、URAの現状と課題、及び、博士人材のURAとしての活躍事例を
  もとに、URAが博士人材の中長期的なキャリアパスとなる可能性について議
  論します。

 ○講演1.講師略歴:荒木寛幸氏
  九州大学発ベンチャー企業で勤務の後、熊本大学知的財産マネージャー、
  熊本大学研究コーディネーター(統括URA)、徳島大学研究支援・産官学連携
  センターリサーチアドミニストレーション部門長准教授を歴任。現在は、当
  研究所第2調査研究グループ上席研究官として産学連携・地域イノベーション
  に関する調査研究に従事。

 ○講演2.講師略歴:山本進一氏
  名古屋大学農学部学部長、名古屋大学理事・副総長、岡山大学理事・副学長
  をご歴任されました。現在は、名古屋大学名誉教授、岡山大学名誉教授、岡
  山大学エグゼクティブアドバイザー、大学改革支援・学位授与機構研究開発
  部客員教授、自然科学研究機構研究力強化推進本部客員教授としてご活躍さ
  れています。

【講演会の参加申込み・講演内容についてのお問合せ】
  下記アドレス宛に、ご氏名、ご所属を添えてお申込みください。
  尚、会場の都合により出席者を調整させて頂く場合があります。

  科学技術・学術政策研究所 第1調査研究グループ(担当 椿)
  TEL :03-3581-2395/FAX:03-3503-3996
  E-mail:seminar-1pg@nistep.go.jp
  HP:http://www.nistep.go.jp/archives/32853

【締め切り】:6月22日(木)13時