2018/03/07 - 【科研費】平成30年4月1日以降実施予定の制度変更等について

 文部科学省から下記内容について、平成30年4月1日以降、制度変更等が予定されていると事務連絡がありましたので、お知らせします。

(1)「国際共同研究強化(B)」の公募について

 これまで「基盤研究(A・B)」で実施していた「海外学術調査」の研究対象・方法を一般化する等の変更を行ったうえで「国際共同研究加速基金」の枠組みにおいて、「国際共同研究強化(B)」が新設される予定です。
 新設予定の当該種目に係る公募は平成30年4月上旬ごろに実施される予定ですが、新種目設定の趣旨や基本的な考え方について、平成30年1月26日に開催された
 科学技術・学術審議会学術分科会研究費部会における資料(資料2-1)を参照ください。

(2)研究組織に係る変更点について(連携研究者の廃止)

 現在、科研費における研究組織は「研究代表者」、「研究分担者」、「連携研究者」、「研究協力者」の主に4者から構成することとしていますが、平成30年4月1日より「連携研究者」の身分が廃止されます。
 このため、平成30年4月1日以降の研究遂行ぬあたり、現在「連携研究者」としている者を「研究分担者」に変更する場合、交付申請書作成時に変更するか、研究分担者変更承認申請書を作成することになりますので、ご注意ください。

(注)平成30年5月末、6月末を締め切りとしている、実績報告書、実施状況報告書、研究成果報告書を作成するにあたっては、平成29年度までの実績に基づき報告するものであるため、従前の研究組織に基づいて方向を行ってください。

 いずれの内容も変更予定ですので、今後公開される「公募要領」や「研究者使用ルール」等を必ず確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。

<参 考>
 科学研究費助成事業(科研費)における変更点等について(文科省HP)

 科学技術・学術審議会学術分科会研究費部会資料(文科省HP)